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スマホを操作するのは右手? それとも左手?

2019年08月09日

お客さまとの打合せの中で、スマホを操作する際の利き手について意見が分かれたことがありました。

お客さまは右手を主張されました。右利きが9割という背景から右手操作が一般的なはず、というご意見はご尤もです。
しかし、私は右利きなのですが、ずっと左片手で操作していました。
なぜこのような使い方の違いがあるのか、キチンと背景を理解しておかないと、今後のUI設計にも影響を与えそうです。

そこで、あらためてインターネット上の公開データを調べてみたところ、下記のようなレポートがありました。
調査母数は少ないものの、右手57%、左手30%、両手(左持ち右操作)13%という結果だったようです。

スマホを持つ手で年齢がわかる!? 20代は右手、30代は左手が優勢【スマホ調査】WebNAUT

さて、このレポートの中で注目したのは、世代による持ち手の違いについての考察です。
固定電話に慣れ親しんでいた世代は、左手で受話器を持って右手でダイヤルしていたので、そのまま携帯電話もスマートフォンも左手で持っているのでは?という推察がありました。確かに固定電話は一般的に受話器が左側、右側にダイヤルキーです。
世代間ギャップに一瞬打ちのめされそうになりましたが、しつこく社内の若手スタッフに確認したところ、「左ですよね?」「右が普通と思っていた」と意見が割れました。むむむ……。

スマホの利き手は面白いテーマかもしれないと考え、スタッフの協力も得て、ごくごく簡単ではありますがフィールド調査を行なうこととしました。

調査概要

調査期間

2019年8月2日(金)~2019年8月7日(水)

調査対象

渋谷区神宮前5丁目・6丁目、港区北青山3丁目路上 [1]の10~40代と思われる男女、計228名
※ 明らかに観光客と分かる海外の方は除外 [2]

調査方法

実際に操作している利き手を目視で確認
※ QWERTYキーボードやゲームなどでの両手持ち操作は除外 [3]

調査結果

右片手 90人(39.5%)、左片手 55人(24.1%)、左持ち右操作 83人(36.4%)
構成比は小数点以下第2位を四捨五入

ショッピングを楽しむ若者の多い弊社界隈ですが、意外と左片手操作が多かったようです [4]。また、左持ち右操作が、右片手操作と拮抗する数字だったのも想定外の結果でした。
協力してくれたスタッフが、調査後に寄せたコメントは次のとおり。

  • 左持ち右操作は女性に多く見られた
  • 左右ともに片手操作は男性に多い印象

男女の手の大きさや指の長さの違いは、スマホ操作をする上で重要なファクターかもしれません。
年代や利き手などの属性、操作端末サイズなどは調べられなかったため、詳細な考察までは加えられませんが、今後のUI設計の参考にできればと考えています。


  1.  ^ 言うまでもありませんが。やめましょう、歩きスマホ。一般社団法人 電気通信事業者協会(TCA)
  2.  ^ 海外での持ち方については次の記事が詳しい。How Do Users Really Hold Mobile Devices?UXmatters 2013年2月28日
  3.  ^ これら以外にも、縦持ち/横持ちの比率や、多言語キーボード(特に日本以外のCJKV)での持ち方の違いなど、考え始めると気になるポイントは多々あるが、ひとまず今回の調査対象からは除外。
  4.  ^ 結果的には、若者は右手操作が多いと言えるほどの偏差はなかった。例えば、仕事で固定電話を使わざるを得ないビジネスユーザに限定して調査してみると面白いかもしれない。